令和元年12月議会での一般質問を通じて、美作市の認知症対策や高齢者世帯への支援策が論じられた。特に認知症サポーター養成講座の実施について、年度内に246名が受講し、累計で4,956名がサポーターとして登録されていると報告された。
また、認知症初期集中支援チームが平成30年度に設置され、専門医や保健師が連携し、425件の相談に応じた実績がある。これにより、地域の認知症患者やその家族に対する支援が行われ、早期発見や治療に繋がっている。
その他、地域アクセシビリティの向上を目指した具体的な取り組みについても触れ、「もったいない」の精神を意識した啓発活動が進行中である。
高齢者世帯への住宅用火災警報器の設置についても、各基準をクリアした上で支援が行なわれており、緊急通報装置の設置推進についても、住民の安心を高める方向で進めている。特に両部門が連携し、水害や熱中症等の防止策としての意義が強調された。
不妊治療に対する補助金の拡充については、市長が今期予算に盛り込む意向を示し、その実現に向けての調整が進められることとなった。
新庁舎や防災公園に関しても、市民の意見を聞く姿勢が示され、具体的な進行状況が期待される。特に、防災公園については地域の特性にふさわしい設計が検討されており、これに対する市民の理解も重要である。