令和4年第5回美作市議会6月定例会が、令和4年6月7日に開会した。
議長の鈴木悦子氏は、規則に従い傍聴のルールを説明。今回は新型コロナウイルス感染防止対策としてのマスク着用やアクリルパネルの設置について言及した。
初日の議題には、会期の決定、報告事項の聴取、消防ポンプ自動車や医療機器の購入契約締結に関する議案が含まれていた。特に注目を集めたのは、議案第35号の消防ポンプ自動車購入である。
副市長の春名利亮氏は、現行のポンプ自動車の老朽化について詳しく説明し、31年使用した消防ポンプの更新が急務であることを強調した。調達予定金額は2290万円で、入札を経て契約が結ばれる。火災時の迅速な対応を可能にするため、非常に重要な案件として優先される。
次に挙げられた議案第36号では、美作市立大原病院の医療機器更新について述べられた。こちらも更新が必要で、2,937万円で落札されたデジタルエックス線テレビシステムの導入により、医療体制の充実が図られる見込みである。
また、郵便局業務の指定取消しに関する議案第37号も重要であった。経費の負担増を受け、利用件数が減少していることが背景にある。市民に与える影響について、対処方法としてマイナンバーカードを利用に誘導する考えも示された。
美作市では、様々な条例改正も行われる予定である。具体的には、附属機関設置条例や国民健康保険診療所条例の一部改正が含まれる。市民からの意見を反映させるため、関係者の意見を幅広く求めている。
最後に、令和4年度の補正予算案についても提案され、より充実した地域サービスが図られる見込みである。特に新型コロナ感染症対策や高齢者支援など、今後の取り組みに期待が寄せられている。全体として、この定例会は市の未来に向けた重要な施策が並ぶ内容となっている。