令和4年6月10日、美作市議会では6月定例会が開催され、議員たちによる一般質問が行われた。特に、田村秀昭議員からは教育現場におけるICTの導入についての質問があり、保育業務のデジタル化が保育士の業務負担軽減に寄与しているとの報告があった。美作市では、現在2カ所のこども園が登降園システムを導入しており、今後の導入拡大に向けた調査研究を行う方針が示された。
次に、視覚障がい者への道路環境整備についての質問もあった。市では、地域住民との意見交換を通じて具体的な改善策を講じる予定であり、現地調査も行う計画があるとのこと。特に、視覚障がい者が安心して移動できる環境の整備が求められており、地域自治体との連携が重要視されている。
さらに、がん対策に関連して、保健福祉部からは、美作市のがん患者に対する支援内容が説明され、特に医療用ウィッグ及び補整具の購入補助についての検討が進められていることが強調された。市民の健康を守るため、制度化が検討されており、他自治体の先進例も参考にしながら進める意向が示された。
最後に、パートナーシップ制度の導入についても話題となり、多様性を尊重する取り組みとして、地域の活性化や人口減少抑制に寄与する可能性があることが確認された。市としても、国や他自治体の事例を踏まえながら、導入に向けた具体的な検討を進める方針が示された。