令和4年第6回美作市議会8月臨時会が19日午前10時に開会した。
本日は、議案第50号である「令和4年度美作市一般会計補正予算(第4号)」について審議される。
市長の萩原誠司氏は冒頭、現在のコロナウイルス感染症の影響を懸念し、岡山県内の感染者数が増加していると指摘した。
重症化防止に向けた議論が進む中、経済対策の重要性も強調した。
市長は、特に影響を受けている業種に対する支援を迅速に行う必要性を訴え、臨時会の開催に対する理解を求めた。
議会運営委員会が提案した会期は、本日のみと決定され、全議員が賛成した。
補正予算の中身について、副市長の春名利亮氏が詳細を説明した。
令和4年度の補正予算は総額224億5,731万円にのぼり、主に新型コロナウイルス関連の支援という位置づけである。
特に住民税非課税世帯への10万円の臨時特別給付金や、物価高騰による給食費補填などが含まれる。
また、商工費として新型コロナウイルスに対抗するための助成金が計上される。
これには、原油・物価高騰対策事業者支援給付金が含まれ、従業員に応じた給付額が設定されている。
合計で1億7,738万円の支出が計画されており、個人事業主も含めた支援の枠組みが明らかにされた。
質疑応答では、金谷のり子議員が具体的な対象や条件について質問をし、今後の運用についても意見が交わされた。
特に、給食費の上昇分を補填するための予算が低年齢層に適用されていないことが問題視されたが、教育長は現状では足りていることを述べた。
結局、議案第50号は全員賛成で可決された後、閉会に至った。
萩原市長は、広範に正しい情報を市民に届けるための取り組みを今後も続ける方針である。
自治体としての支援体制の強化が今後の課題として残される。