令和2年第9回美作市議会12月定例会では、各議員が多岐にわたる一般質問を行った。
初めに、日笠一成議員が「みまちゃんネルの議会中継・再放送について」質問し、視聴状況を調査し、市民とのコミュニケーションの重要性を呼びかけた。春名信明企画振興部長は、来年度に実施予定の視聴者アンケートについて説明し、視聴状況を把握するための努力を行うと答えた。
次に、日笠議員は「交通弱者対策について」質問し、交通体系の改善に向けて現在行われている施策について聞いた。景山二男市民部長が、地域ごとの交通ニーズを把握し、民間バスの運行に努めていることを強調し、引き続き施策を展開する意向を示した。
その後、岩崎清治議員が「暮らしやすく、住みやすいまちづくりアンケートについて」質疑した。行政が実施するアンケートは政策にどのように反映されるかが焦点となり、春名企画振興部長は過去のアンケート結果を基に施策を進めていると答えた。
岩崎議員は「学校給食の公会計化」と「地球温暖化対策環境保全」についても疑問を呈し、市の対応や施策の効果について詳細な説明を求めた。教育長が公会計化について現状と取組を述べたが、課題や実態に関しては十分な情報が提供されず、議員からは不満の声があがった。
特に「地球温暖化対策環境保全」に関しては、環境部長が国の施策に従って市が行う予算の中での取り組みを報告し、今後も継続的な努力が必要であることを認識した。市長は、住民の安全安心のために必要な施策を行う意義を説明した。
最後に、議会で提起された問題に対して、多くの議員が具体的な課題を指摘しつつ、どのように市が責任を果たしていくかが問われた。行政は今後、議会の意見を反映しつつ、さらなる透明性と市民との対話を重視していく方針を示した。