令和元年第6回美作市議会が12月28日から始まり、重要な議案が多くの議員によって審議される。
初日は議会運営委員会が運営委員長の報告を受け、今年度の議案について協議した。また、活動についての報告も行われた。
特に注目を集めたのは、特別支援学校調査研究特別委員会の中間報告で、委員長の山本 重行氏が出席し、岡山県教育委員会との協議内容と今後の計画について説明した。事業費は9億2,000万円と見積もられ、国の補助金を考慮していると述べ、引き続き調査を行うことへの承認を求めている。
次に、市長の萩原 誠司氏が行政報告を行い、東京オリンピック・パラリンピックに関連する美作市の取り組みを強調。特に、アメリカのラグビーチームの合宿を誘致し、ホストタウン登録を目指す計画について話した。
また、教育の分野では、ベトナムとの友好交流に関する取り組みが進んでおり、ベトナム学生を受け入れる事業の提案も行い、今後の訪問団の組織についても触れた。
決算認定第6号から第13号にかけては、監査特別委員会が報告を行い、慎重な審査が求められた。認定第1号である一般会計決算に関しては、参加した議員から異議の意見も述べられたが、多数の賛成で過去の結論に基づいて認定された。
最終的に、各種条例の改正についても議論が進み、特に人権擁護委員候補者の推薦については春名 より明氏が適任とされ、賛成多数にて承認された。
また、他の補正予算案では、介護保険、国民健康保険、及び水道事業に関する補正予算が審議され、必要性が確認される一連の審議が行われている。重要な政策や事業への影響が大きい今回の定例会には、引き続き多くの関心が寄せられると見込まれている。