令和3年第5回美作市議会9月定例会において、議会が抱える様々な議題に市の関係者が応じた。一般質問では特に保育園の廃止・休園後の対応や、有害鳥獣対策、危機管理対策が重要なテーマとして取り上げられた。
まず、保育園や幼稚園の運営状況についての質問が行われた。議員は、閉園した旧大原保育園について、解体工事の安全性及び近隣住民への配慮を求めている。この件につき、教育長は、すでに解体工事を計画し、地域との協議を重ねている状況を説明。解体工事中は近隣住民へ影響がないよう、細心の注意を払う方針だと述べた。
次に、有害鳥獣対策では、ニホンジカやイノシシの捕獲状況が報告された。令和2年度にはニホンジカが5,112頭間近で捕獲されたが、イノシシの捕獲は減少傾向にあるとのことだ。対策に関する補助金制度についても触れ、市長はさらなる支援拡充を考えていると強調した。
危機管理対策では、特に自然災害に対する備えが強調され、河川カメラの設置状況とその効果が問われた。市内には19か所のカメラが設置されているが、見えにくさなどの問題が指摘された。危機管理監は今後、視認性の向上を図るとともに、潜在的な危険個所の把握や対策に努めていく考えを示した。