令和5年美作市議会第5回6月定例会が開催され、重要な議案が審議された。特に、令和5年度美作市一般会計補正予算第2号が議論の中心となった。項目としては、特に彩菜みまさか箕面彩都店の土地購入に関する内容が多くの質問を呼び起こし、議員より様々な意見が寄せられた。特に倉地重夫議員はこの土地購入に対し、農業の現状、高齢化を考慮すべきだと主張し、慎重な判断を促した。
また、新庁舎建設工事の請負契約については、独特の手法が用いられた。入札が不落だったため、随意契約に基づく方法で進められた。この背景には、入札者が少なく競争原理が働かない中での合理的な選択があったが、依然として議会内には疑念が残る。
西山正志委員長は入札プロセスの薄さに反対意見を述べ、複数の入札者が必要であると強調した。一方で、鈴木悦子議員と西村大司議員は新庁舎の必要性と早急な着手を支援する立場を取った。
さらに、今後市民生活に対する影響が大きいため、全体の資金運用に関する透明性を求める声も上がった。
最終的に、全議案は可決された。予算の可決を受けて市は前に進む姿勢を示したが、議員たちの意見は継続的な注視が必要であることを示唆していた。