令和元年第3回美作市議会6月定例会が行われ、議案第53号の訂正や一般質問が主要なテーマとして扱われた。
最初の議題では、議案第53号「美作市介護保険条例の一部を改正する条例」について、副市長の荒木利明氏が改正内容の説明を行った。今回の訂正は、改正前後の特定条項に対する数値の修正を伴うもので、変更内容は議案を手元に配布し、出席者に確認を促した。この訂正は、定例会前の5月29日付で市長からの請求を受けたもので、質疑もなく承認されることとなった。
続いて、一般質問へ移り、最初に中山忠明議員が登壇した。彼は市のスポーツ振興や人口増加について質問を行った。特に2020年東京オリンピックに関連する開発の可能性について言及し、授業やイベントでの利用を検討するよう要望した。市長の萩原誠司氏は、子育てや医療費などでの給付を拡充することが、若年層の流入につながるとの見解を示した。
次に、岡野鉄舟議員が「大原保育園の建設」や「農林水産業の振興」について質疑を行い、特に農業と観光の連携について強調した。観光振興協議会が農業者と連携した取り組みを進めていることから、地元の農産物を活用したイベントを増やしたいとの意見があった。
また、萬代師一議員が美作クリーンセンターの契約に関する質問を行い、今後の内水対策やため池の管理について詳しく答弁を求めた。彼の質問は今年度施行されたため池管理法に基づくもので、新たな基準に則った防災対策の進展を求めるものであった。市の担当部長は、相応の対策を講じることを約束した。