令和4年3月定例市議会が開催され、様々な議題が討議されました。特に、新型コロナウイルス感染症の影響や、農業の活性化策について議論が進みました。
新型コロナウイルス感染症に関して、保健福祉部長の大佛裕彦氏は、経口薬の配置状況について説明しました。現時点で、美作市内の医療機関では処方されているものの、取扱い病院には限りがあると述べました。特に、軽症または中等症で発症から5日以内の者が対象であるため、注意が必要です。
予約状況については、以前より改善が見られ、接種券を順次発送していると報告されました。これにより、接種希望者の混乱が最小限に抑えられることが期待されます。しかし、市民からの苦情も寄せられていることから、今後も細心の注意を払う必要があると言及しました。
同時に、農業支援策についても言及され、中山間地域直接支払制度では、協定数や参加農家数の増加が見られ、特に若者を中心とした農業の活性化が求められています。農林政策部長の遠藤宏一氏は、中山間地域等直接支払事業が実施されている地区では、すでに面積と交付金が増加していることを強調しました。さらに、多面的機能支払交付金も拡充されつつあり、その重要性が改めて確認されました。
また、湯郷Betteの支援体制についても説明があり、今後の年度予算では今まで通りの支援を行いながら、新たな組織体制が構築されることが期待されています。市としても、湯郷Betteの地域貢献活動を支援する姿勢を確認しました。
さらに、河川の整備状況についても言及し、県管理河川の状況や市が管理する河川のしゅんせつ計画が進んでいることが述べられました。特に、令和4年度の計画においては重点的な整備が行われる予定であり、地域の安全を確保するための措置が講じられています。
以上の通り、定例市議会では新型コロナウイルス感染症対策や農業の持続的な活性化、湯郷Betteへの支援、河川の整備が主要な議題とされ、今後の施策に対する期待が寄せられました。