令和2年第9回美作市議会12月定例会が開会し、各委員からの委員長報告や認定議案が審議された。
特に重要な日程として、萩原誠司市長による行政報告が行われ、新型コロナウイルスに関する状況が強調された。
市長は、10月に津山中央病院で発生したクラスターに触れ、県北地域での感染拡大に繋がったと述べた。
感染防止対策として、抗原検査やPCR検査を市独自に実施していることも報告し、早期発見と隔離の重要性を訴えた。
また、萩原市長は、コロナウイルスの影響を受けている高齢者に対する支援策も発表した。
新たに、基礎疾患を持つ高齢者を対象にPCR検査費用の助成制度を設けており、その負担を軽減するとした。
市内での検査を通じて、感染の早期発見と重症化防止を目指す方針が示された。
市長は市民に対しても、引き続きマスクの着用や手洗いの徹底を呼びかけた。
次に、2020年度の補正予算案も提示され、経済や福祉への影響を考慮した支出が計画されていることが明らかになった。
特に、特別定額給付金などの財源確保を意識した構成となっており、必要な施策をスムーズに実施するための予算策が期待される。
次回の会議では、これに関する質疑や討論が予定されており、慎重な審議が求められるだろう。
最後に、看護師等養成学校の誘致に向けた中間報告も行われ、今後の進展に期待がかかる。