令和元年第4回美作市議会9月定例会が開催され、複数の重要議案が議論され、議決された。議案第50号、美作市事業用発電パネル税条例の制定については、特定納税義務者に意見を求める意見書が配付され、これについての意見交換が行われた。一方、クアガーデン武蔵の里の活用についても議題に上り、観光地としての重要性を再確認する意見が見られた。
特に、議案第57号の美作市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例が可決されたが、これに対し多くの議員から反対意見が示された。反対理由として、非正規職員の身分が不安定になること、また、経費増加の懸念が挙げられた。
これに続き、新大原保育園の建設についても議論が交わされた。新しい保育園の位置として、クアガーデン跡地が選ばれたことへの賛否が分かれており、参会の市民からの意見も反映されるよう配慮されるべきという意見が出た。特に、土地利用における安全面や、地域住民との合意形成が重要視され、引き続きの慎重な議論を求める声が強い。
教育に関する意見書の提出もあり、教職員定数の改善が求められる場面も見られ、全国的な教育の現状や、特に美作市における教育環境の改善について市の努力が必要だとの意見が盛り上がった。今回の会議を通じて、議会の活動が市民生活に与える影響がいかに大きいかが浮き彫りになり、議員各自の責任を再確認する場となった。