美作市は令和4年第2回3月定例会において、さまざまな議題が取り上げられた。特に、公共サービスの向上と地域の課題解決が焦点となった。水道施設の現在の状況、老朽化が進む施設への対策が検討され、特に浄水施設の耐用年数についての課題が浮き彫りとなった。
有害鳥獣捕獲の現状については、捕獲数が前年よりも実績を上回る中で、捕獲奨励金に関する課題が指摘された。猟友会からの要望を受け、美作市は捕獲意欲を向上させるための政策を検討することを約束した。特に、収入申告の方法に関して公平性を求める声が強まっており、県に対して公平な取扱いを要望していることも強調された。
コロナ禍においても、観光振興策の重要性が増しており、美作市はアウトドア活動を通じた地域振興を模索している。特に、後山や船木山へのトレッキングが人気を博し、シャトルバスの運行が成功を収めていることも発表された。また、美作市のトイレ不足の問題や情報発信ツールの連携強化も求められる中、都市づくりや税収の安定化に向けた道筋も引き続き検討される。
議会では、市長が積極的に財政の安定化や人口維持の必要性について言及し、今後も地域振興を進める決意が示された。特に、若年層や高齢者を意識した施策が重要であり、地域住民にとって利便性の高い町作りが必須であるとの認識が広がった。結論として、美作市は地域の特性を生かしながら、安全で快適な生活環境の整備に努めていく方針であるとのことだ。