令和2年第4回美作市議会6月定例会が開催され、重要な議題が審議された。
最初に、岡本泰介市議会議長は、先般逝去された議員に対して哀悼の意を表し、黙祷を捧げる場面が見られた。続いて、日程第2の会期決定では、会期が6月5日から26日までの22日間に決定された。
議案の中で特に重要なものは、看護師等養成学校誘致に関連する調査決議である。岡野鉄舟議員が提案したもので、約10億円の補助金の使途や看護学校の経営状況に関する調査が求められるとのことだ。この議案は全会一致で可決され、特別委員会が設置されることとなった。
さらに、萩原誠司市長は、新型コロナウイルスに関する行政報告を行い、市内での感染症対策への住民の協力に感謝するとともに、経済活動再開に向けた段階的な方針を示した。市内では現在まで感染者が報告されていないものの、全国的な感染拡大の懸念は残っており、引き続き注意が必要であるとした。特に新型コロナに関連した施策として、早急な給付金の支給に関する取り組みが評価されている。
また、各種補正予算案が審議され、その中には新型コロナウイルス対策として計上された項目が含まれている。オンライン家庭学習環境整備のための補助金も重要な施策として挙げられ、子育て家庭への支援が期待されている。特別定額給付金についても、迅速な給付が行われたことが報告された。
このように、今議会運営においては、新型コロナウイルスによる影響が重要な争点となっており、一連の議案や報告が市の防疫体制や地域経済との関連して重視されていることが感じられた。
今後も、議会は市の施策の透明性を高めつつ、市民に信頼されるような運営を続けていくことが求められる。議会行事は、次回は6月10日に再開される予定で、さらなる審議が行われる。