令和元年第4回美作市議会定例会が9月3日に開かれ、さまざまな議題が議論された。
この日の主要な議題は、会期の決定や行政報告、特別支援学校に関する中間報告などである。
例えば、市長の萩原誠司氏は行政報告の中で、特に財政状況の改善について強調した。
「地方債残高が減少し、健全化判断比率が改善してきた」と述べた。
また、特別支援学校の設立に向けた調査研究特別委員会の中間報告についても、委員長の山本重行氏が進捗状況を発表した。報告の中で、生徒数の推計や開校時期に関する課題があり、委員からは詳細なデータ提出を求める意見が相次いだ。
議会改革についても議論が行われた。日笠一成議員が議会での中継放送の必要性を訴え、透明性の向上を目指す声が上がった。
「市民が議会の活動を知ることで、より参加意識を持ってもらえる」と日笠議員は強調した。
さらに、決算特別委員会の設置をはじめ、平成30年度決算に基づく認定案についても審議された。提案された13件の決算認定が全会一致で承認され、引き続き市の財政健全化に取り組む意向が示された。各会計は黒字決算となり、歳入歳出の見込みについても楽観的な意見が多かった。