令和4年第4回美作市議会臨時会が4月11日午前10時に開会し、多くの議案が審議される。
市長の萩原誠司氏は挨拶の中で、市民の支援への感謝を述べ、消滅可能性自治体のレッテルを脱却するための市政運営に対する意気込みを示した。
また、住みやすい町づくりを目指したアンケート調査を実施し、その結果に基づいた政策提言を行うことも計画している。
今回の臨時会では、専決処分として、美作市税条例や国民健康保険税条例の改正が提案され、全議員が賛成するなど円滑に進行した。
具体的には、税制改正に伴い固定資産税の負担調整や個人住民税の住宅ローン控除の見直しが行われる。
令和4年度一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ13億1,401万4,000円を追加し、総額208億7,001万4,000円とする。
主に英田保育園整備や新型コロナウイルス対策事業が含まれ、公共の安全と福祉向上を目指した内容だ。
また、各種条例改正案も承認された。
特に、市職員の給与に関する条例の改正は、人事院の勧告を受けて行われ、特別職の期末手当の引き下げが実施されることが決定した。
市営バスの購入契約も審議され、老朽化したバスの更新が承認されたことにより、市民の交通利便性の向上を図る方針だ。
最後に、議会運営委員会の報告により、今後の議会の会期が4月11日から15日までの5日間に設定されたことが確認された。
今後も、市民の声を反映した透明な市政運営を継続し、持続可能な地域づくりに努めていく方針であると商いが強調された。