令和4年第7回美作市議会9月定例会が26日、関係議員が出席し開催された。
今回の議題には、美作市庁舎・文化施設・防災公園建設特別委員会の中間報告や各種補正予算が含まれており、それぞれ詳細が審議された。特に、美作市庁舎・文化施設・防災公園建設については委員長の和田広宣氏が報告を行い、視察の結果や議論した内容に基づく意見書が提出されたことが強調された。
和田委員長は、設計案の検討や意見書について触れ、「フリースペースやユニバーサルデザインの観点からも、住民目線の計画が求められている」と述べた。また、庁舎整備に関する市内産木材の活用についても言及し、「地域資源である木材を積極的に使う方針を決定した」と強調した。
議案第68号の令和4年度補正予算については、副市長の春名利亮氏が提案し、民生費として物価高騰対策の支援金を計上することが説明された。対象となる世帯は4,650であり、支援金は1世帯あたり5万円とされている。春名副市長は、「経済支援が必要な時期にあり、しっかりと手続きを進めたい」と表明した。
また、美作市が進めるオミクロン株ワクチン接種について、必要な経費も予算に盛り込まれた。集中的な接種が期待される中、務台保健福祉部長は「市民の健康を守るため、確実にワクチンを提供する体制を整えている」と述べた。
続いて、委員長報告が行われ、さまざまな議案について討論が行われた。結論としてすべての提案、議案は可決され、特に美作市の未来に向けた施策に関する議論が高まった。本会議は午後11時57分に閉会し、今後の市の取り組みに期待が寄せられている。