令和5年第6回美作市議会9月定例会が9月22日に開かれ、様々な議案が審議された。
会議では、認定第1号から認定第12号、及び議案第47号から第61号まで多くの議案が一括して取り上げられた。
特に議案第52号の「美作市水道事業給水条例の一部を改正する条例」は注目され、質疑が活発に行われた。
議論の中で、簡易水道料金の見直しによる市民への影響が懸念された。
田村秀昭氏は、簡易水道の料金引き上げが多くの市民に負担を強いることを指摘。
「水は命の源だ。市民の負担を二度と増やさぬようしっかり検討すべきだ」と強調しました。
また、他の議員からも、物価高騰の中での値上げは市民生活に暗い影を落とすとの意見が出ました。
副市長春名信明氏は、給水条例の改正が地域間の料金格差を是正するためのものであり、長年の懸案であったと説明。
「多くの市民が納得できる透明性を持った価格改正を進める」と述べました。
最終的には、議案第59号「一般会計補正予算(第3号)」が賛成多数で可決され、作東公民館の建設費用の補正が承認されるなど、慎重な審議が行われました。
また、附帯決議として、過疎債の適用と低所得者への支援策についての要望がまとめられ、全議員から賛同を集めた。
重要な決定が数多くなされた今議会、執行部に対し市民の声を反映した施策を求める姿勢が高まっています。 今後も市の政策、特に水道事業の持続可能性と市民の暮らしやすさの確保が期待されています。