令和3年第2回美作市議会が開催され、市長の答弁や議員の質疑が行われた。特に新型コロナウイルス関連の対策が焦点となった。
議会では新型コロナウイルスワクチン接種についての進捗が報告された。市長、萩原誠司氏は、接種が4月以降に始まる見込みであると述べ、計画に基づいた接種体制が進められていると強調した。また、市民への情報提供の重要性も強調し、円滑な接種を目指すとした。
次に、経済対策として市内事業者向けの支援についての説明があった。雇用調整助成金上乗せ支給や事業継続給付金など、様々な給付制度が導入され、既に多くの事業者に支援が届いている。また、タクシー利用補助制度が整備され、利用者が増加傾向にあることにも言及された。
さらに、ひとり親家庭への支援の充実についても話題になった。企画振興部長は、移住定住促進策として賃貸住宅への家賃補助を開始する計画を明かし、経済的な支援を通じて市内定住を促す方針を示した。特に、コロナ禍で苦しんでいるひとり親家庭への配慮が求められた。
作東中央公民館の建て替え計画では、現状の進捗状況が報告された。基本設計は進んでおり、地域住民の意見も反映しているとのことで、市民にとって利用しやすい施設になることが期待されている。
自衛隊体育学校の誘致に関しては、かすかな希望が残っているものの、現状の厳しさも伝えられた。市長は政治的判断が重要であるとし、自衛隊のお力添えがなれば、誘致は難しいとの意見を述べた。
最後に美作岡山道路の北部延伸について、北部延伸が地域の経済活性化につながるとされ、引き続き国に要望を行っていく意向が示された。今後も議会として市民の意見をしっかり反映させた施策を進める必要があると改めて強調された。