美作市議会の一般質問が令和3年9月定例会で行われ、さまざまな市民の関心が寄せられるテーマが取り上げられた。特に上水道の異臭問題に関しては、市民に深刻な影響を及ぼしている問題として注目されている。最近、異臭の理由についての調査が実施され、その結果は環境要因や水源の温度上昇が影響する植物プランクトンの繁殖によるものとされ、吉野川水系と梶並川での違いも議論になった。市の水道担当者によると、今後異臭の原因を取り除くために水質改善の努力を続けていくと強調した。
続いて火葬場の話題が挙がり、新火葬場建設に関する計画について詳細が説明された。新火葬場は、利便性の観点から現行施設の近隣に建設する方針が示され、竣工の見込みは令和8年度となっている。また、美作第一小学校地区の防災道路についても、早急な工事を進める意向が強調され、地域住民との協議が進められている様子が伺えた。
さらに、視聴料金の件では、みまちゃんネルの障がい者への減免制度について説明が行われ、現在策定されている条例に基づいて、生活保護世帯や特に認められた方に対しては減免措置が行われることが再確認された。
最後に市内の災害対策として、排水ポンプの配置状況や使用の流れが確認され、消防団の取り組みや住民への情報提供の重要性が指摘されたが、未使用の状態が続いているポンプの実効性について疑問が持たれることもあった。安全性の確保や事前対策の重要性が改めて強調され、今後の進展が期待される。