令和2年9月定例会では、様々な議案が審議された。
特に注目されたのは、令和2年度赤井南小学校防音工事に関する議案である。
市長の渥美巖氏は、既存校舎の大規模改造と南側の増築を行う工事について説明した。建築工事の契約は、佐藤工業株式会社の東北支店に決まった。落札率は91.45%で、契約金額は9億2,226万2,000円となっている。
さらに、機械設備工事についても、株式会社ナカムラ東北支店が落札したと報告された。こちらの落札率は88.07%だ。不足なく工事が進むことが期待されるが、質疑応答で様々な懸念が提示された。
議員の土井光正氏が、今回の入札で失格となった業者について質問をし、市長は適切な価格での業者選定の重要性を強調した。どのような基準で最低制限価格を決めたのか、土井氏は興味を持って追及した。
また、災害時避難所用の簡易間仕切りについても、承認された。この取得について、市長は新型コロナウイルス感染予防を目的としていると述べ、770万1,000円の予算が組まれたことを明らかにした。
続いて、一般会計補正予算の議案である令和2年度補正予算(第7号)も可決された。ふるさと納税の増加に伴った経費について、2億4,546万円を追加し、総額を349億7,723万円に引き上げている。
さらに、地方財政の厳しさを訴える意見書も全会一致で可決された。新型コロナウイルスの影響により、地方税や交付税が減少する見込みであり、早急な支援を国に要望する形となった。
最後に、財務常任委員会は、令和元年度の様々な特別会計決算を認定する報告を行った。滞りなく事業が執行されたことを確認し、今後の行政運営に向けた意見が述べられた。激変する環境に対し、持続可能な施策が求められている。