令和2年6月16日の東松島市議会では、日本ウェルネス宮城高等学校を含む地域の教育施策や防衛関連事業の見通しに関する討議が行われた。今回の議会では、特に新たに開校した日本ウェルネス宮城高等学校への支援や、タイケン学園の運営状況が高く評価された。市長の渥美巖氏は、「全寮制の高校誘致は地域創生の象徴的取組」と強調し、その重要性を再確認した。
また、議会では学校の財源確保や運営体制についても言及。特に市長は「企業誘致も含めた雇用の場の創出が必要だ」と言及。資金や人員の確保がどのように進んでいくのかが、今後の重要な課題となる。また、国の政策が各自治体でどれほど実現可能であるかという間接的な影響も無視できない。市としては、様々な施策を展開し、国との連携も図りながら施策を進めることを確認した。
さらに、タイケン学園が運営するウェルネス保育園についても現状報告が行われ、市内の待機児童問題に大きく貢献しているとされた。市長は、「総合的な保育環境の整備が必要であり、これからも強化していく」との意向を示した。
最後に、防衛関連のニュースにおいては、松島基地との関係をより強化し、地域間の競争に勝つための施策を着実に実行していくことが求められている。市長は「各関連団体との連携を強化し、地域活性化を図る」とし、今後の施策展開についても前向きな姿勢を見せた。完璧な結果を求める前に、まずは第一歩を踏み出す姿勢が重要であることが浮き彫りとなった。