令和3年6月15日に行われた東松島市議会の定例会では、人口減少対策や航空自衛隊松島基地との共存共栄についての議論が交わされました。
市長の渥美巖氏は、松島基地が本市にとって重要な財産であると強調しました。基地の存在に伴う騒音問題や航空機の事故防止に関しては、定期的な騒音測定を行い、報告を受けている旨を説明。特に騒音コントロールについては、地域の理解を得るために訓練飛行を可能な限り市街地の上空で行わない方針を取っていると述べました。
次に、基地部隊数の変化に言及しました。市町村における隊員数の減少が著しく、安定した隊員数の確保が町の活性化と少子化対策に直接結びつくとしました。市としては、隊員数の増加を目的に新たな部隊の誘致が必要で、引き続き国防上の役割を果たせるよう努力する意向を示しました。
また、心の復興の取り組みについても言及され、被災者サポートセンターの運営状況や心理的支援について触れました。特に、地域からの見守り活動を補強する旨の意見が出され、今後も庁内での協力を深めることの重要性が強調されました。