令和元年6月24日に開催された東松島市議会の定例会では、いくつかの重要な議題が取り上げられた。
議題の一つである「森林環境譲与税基金条例」について、産業建設常任委員会委員長の阿部 としゑ氏は、森林環境税の創設が温室効果ガス排出削減に向けた地方財源を安定的に確保するために必要であると主張した。これにより、年間1,000円が課税され、その財源をもとに各市町村は森林整備に充てられることが説明された。
また、同じく定例会では、道路照明灯の損壊に関する「訴えの提起について」が議題となり、市長の渥美 巌氏が提案理由を述べた。事故の発生から約2年が経過した現状を踏まえ、相手方からの支払い請求に応じない状況から、やむを得ず訴訟を提起するとの決定に至った。議員からは、事故発生からの時間経過に対する疑問が寄せられ、市も今後は速やかに対応する必要性を認識しているとのことだ。
さらに、東松島市の一般会計補正予算についても話し合われ、市長は普段使っている中型バスの故障に伴い、新規購入に向けた補正予算の計上を提案した。このバスは、市のイベントや議会の現場確認に使用されており、その重要性が強調された。
議会では、議員派遣の件についても承認され、視察に向かうことが決定された。これは地域の状況の理解を深めるための一環であり、地域振興の一翼を担うものと位置付けられている。