東松島市では交通安全策の強化が求められており、特に市道と県道の交差点における標識の設置が重視されている。市長の渥美巌氏は、市民からの要望を受け、特に鍛治沢からの出入り口を含む交通状況の検討を行うと述べた。具体的には、県道との交差点での「止まれ」標識や停止線が設置されていない点が指摘されており、閉鎖された踏切の代替としての道路整備や標識増設が検討されるという。
また、商工会前に移設された信号機の視認性も問題視されており、一時停止の標識を追加することが要望されている。特に通学路周辺では、鳴瀬桜華小学校や未来中学校の生徒数の増加が見込まれ、交通安全対策が急務である。
教育施策の面でも、県道沿いの道路拡幅が必要との意見があり、特に自衛隊北区官舎跡地に造成される宅地の交通流を考慮したインフラ整備が必要とされている。これにより市内全域の通行状況の改善が期待され、平行して地域の商業活性化に寄与する可能性も秘めている。
さらに、子ども基本条例の進捗についても言及され、非認知能力を高めるための教育施策が進行中であると教育長が説明した。これは市の教育方針に基づいたもので、地域と学校の密接な連携を促進しながら進められる予定である。