令和4年9月30日、東松島市議会は第3回定例会を開催した。
その中で、令和4年度一般会計補正予算として3億円を追加し、229億1,100万円に達した。提案理由を語った市長の渥美巖氏は、新型コロナウイルス感染症に関する支援策として、緊急支援給付金や災害復旧費が含まれていると説明した。
具体的には、特に注目される施策の一つが、家計支援のための緊急支援給付金だ。これに関し、2億1,000万円の予算を見込んでおり、約4,200世帯を対象として1世帯あたり5万円を支給する予定だ。昨今の価格高騰が家計に与える影響を考慮した支援として位置付けられている。
また、ワクチン接種についても新たな発表があった。保健福祉部健康推進課長兼新型コロナウイルスワクチン接種推進室長の梶原智栄子氏は、小児向けとして5歳から11歳までの対象者への3回目接種が今後実施されることを示した。それに伴い、丁寧な説明と広報活動も行われる必要があると強調した。
その一方で、国からはオミクロン株対応ワクチンの使用ができないとの方針も説明されており、一部議員からの質疑が行われた。議員たちからは、ワクチン接種や家計支援策などに関して、多くの意見や質問が寄せられた。
その他、令和3年度の決算認定についても審議が行われ、総額373億1,802万6,169円の決算に関し、財務常任委員会の委員長である五野井敏夫氏が報告した。その結果、令和3年度の一般会計や特別会計の決算が認定され、今後の参考としていく旨が共有された。
最後に、議員派遣に関する諸議案も一括して議題に上がり、全ての案件が承認された。これにより、定例会は一旦閉会となった。