令和6年2月21日、東松島市議会が定例会を開催した。
この会議では、避難道路整備や子育て支援策について議論が交わされ、特に牛網地区から根古地区への避難道路の整備が急務とされる。また、子育て支援として年度途中からのゼロ歳児受入れ態勢の整備が求められている。
市長は、牛網地区における避難経路として、滝山公園方面への整備計画を紹介。具体的には、津波避難対策特別強化地域に指定され、拡幅工事が進められることを報告した。特に避難時には、住民がスムーズに移動できるよう設計されている。
この計画について市長は、「牛網地区は近くに避難する高い建物がないため、地域における防災対策の重要性が増している」と強調。さらに、地域の実情をふまえて、早期に工事を進めていく必要性を訴えた。
また、子育て支援策に関しても、特にゼロ歳児から2歳児の受入れの拡充が焦点となった。市内に存在する小規模保育事業所の誘致や、保育士の確保、増築などの対応が重要とされ、その実現に向けた検討が進められていると説明した。
さらに、近隣の市や町の施策を参考にし、東松島市独自の支援策を模索していく考えが示された。総じて、市民のライフスタイルに合わせた支援を提供する姿勢が見受けられ、震災を踏まえた強固な防災体制の確立が期待されている。
今回の定例会は、子育て支援和防災対策の重要性が再確認される場となった。市は積極的に施策を進め、市民のニーズに応じた柔軟な対応が求められている。