令和2年9月定例会が9月7日に開催された。議会では教育や防災、観光に関する重要なテーマが討議され、特に赤井遺跡の発掘調査やICT活用の推進が注目されている。
最初の議題では、教育委員会および市町の協力による赤井遺跡の発掘調査の進展について質疑が交わされた。齋藤 徹議員は、深谷西地区圃場整備事業が遺跡調査に与える影響や、発掘成果を広めるためのバーチャル博物館の設置について質問を行った。市長の渥美 巖氏は、発掘調査と圃場整備が並行して進められる中で遺跡保存に配慮する重要性を強調した。
教育分野では、小山市が取り組んでいるICT活用についての議論もあった。本市では、児童生徒に対するICTの活用を進めるため、タブレット端末の整備やオンライン教育の導入を計画しており、教育長の志小田 美弘氏はその成果を報告した。特に、家庭のインターネット環境に関する支援策が強調され、教育資源へのアクセス向上が期待されている。
防災関連の話題では、東松島市の防災拠点備蓄基地が全国の他自治体と連携し、維持管理費の負担を県へ要望していることが明らかとなった。市長は、7733万円の予算が確保され、県との協力によって災害時に備えた支援体制を充実させる意向を示した。
観光面でも新たに道の駅の構想が話題に上った。市の魅力を発信し、観光客を呼び込むための取り組みとして、道の駅の必要性が再認識されている。市長は三陸自動車道と連携した新たな観光戦略として、地域の農水産物を活用したブランド構築の重要性を強調した。
最後に、未就学児童に対する言葉の教室の開設の必要性についての議論があり、行政は重視する意向を示した。これら一連の討議からは、市が直面する課題に対応し、未来のための政策の進展が期待されていることが伺えます。