令和5年第3回京田辺市議会定例会が、9月6日、京田辺市議会議場にて開会された。
議長の河本隆志氏は、市内で発生した先月の大型台風による被害について言及し、影響を受けた方々へお見舞いの意を表した。また、行政報告では上村市長が、コロナウイルス感染症対策や教育に関する施策について報告し、議会運営委員会からの報告も行われた。
市長は、まず新型コロナウイルスに関連する臨時交付金や子どもの教育のための総合交付金を利用した補正予算を計上する意向を示した。特に、地域コミュニティ拠点の整備や中小企業の支援策としてキャッシュレス決済サービスによるポイント還元事業を打ち出した点が注目される。
上村市長は、新たに設置される教育支援センターの内容についても報告した。視察研修を通じ、東京都日野市と小金井市の先進的な取り組みを紹介し、今後の京田辺市における支援体制への参考とする意欲を示した。特に、教育と福祉の連携を強化することにより、子どもたちの成長を多方面から支えるための情報共有システムの構築を図る方向性を打ち出した。
さらに、同意案件としては、教育委員会委員の任命や公平委員会委員の選任などが挙げられた。教育委員会委員に対し、教育行政の重要性を強調し、長期的な視点での支援が求められるとの意見も交わされた。