令和2年12月24日、京田辺市議会は第4回定例会を開催した。
議長の松村博司氏が開議し、全員一致で議案が可決される場面が多かった。
特に議案第47号の後期高齢者医療条例改正は、保険料延滞金の減免に規定を新設する内容が含まれた。
その結果、意義ある改正を実現することになったといえる。
議案の審議では、参加した議員の多くが賛同の立場を示し、各常任委員会が提出した報告が主な論点となった。
総務常任委員会の久保典彦委員長は、議案第54号の防災会議条例改正について報告し、
水防協議会との統合を進める必要があると述べた。
全員賛成で可決され、今後の防災体制強化を期待させる。
また、議案第55号においては、火災予防条例の一部改正が提案され、
電気自動車の充電設備に関する規定を整備することが審議された。
その中で、岡本亮一委員長は、設置状況の把握、今後の課題について言及した。
この定例会では、議案第60号、令和2年度一般会計補正予算の採決も行われた。
教育や福祉に関わる項目が重点的に盛り込まれており、市民の生活向上に向けた内容であった。
賛成多数で可決され、今後の施策に期待が寄せられる。
最終的に、請願第1号については不採択となる一方、意見書案第7号についても否決される展開となった。
青木綱次郎議員が提出した意見書は、
日本学術会議会員への任命拒否撤回を求めるもので、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、
市民生活の基盤となる学問の自由への理解を求めるものであった。
しかし、賛同を得ることができず、残念な結果となった。
全体的に議事は円滑に進行し、重要な案件が多く議決されたことが評価される。
松村議長は、会議を通じて意見交換や質疑が活発だったと強調し、
市民生活の向上に向けた取り組みを引き続き推進する意向を明らかにした。
今後の議会においても、透明性ある議論が求められることは間違いない。