令和5年6月9日、京田辺市議会は第2回定例会を開催した。
この会議では、上村市長が施政方針演説を行い、多くの点において市政への期待を寄せる姿勢が示された。
市長は、「安全で心安らぐやさしいまち」を実現するため、地域の防災・減災対策を推進する意思があると強調した。また、教育や福祉の充実が今後の重要な課題であるとも述べた。特に、教育分野では培良中学校の特色化を進め、ICT環境の整備や職場体験学習を通じて子供たちの教育環境を改善することが目指される。
次に取り上げられたのは、農業委員会の委員任命に関する同意第2号である。これにより、11名が新たに任命され、地域農業の発展に向けた期待が寄せられた。上村市長は、これらの委員が地域の農業事情を理解し、貢献できる方々であると述べた。
また、議案第38号と第39号として、令和5年度一般会計補正予算の説明が続いた。これにより、それぞれの議案に対して賛成の意見が多く上がった。特に今回の補正予算では、低所得世帯支援給付金の支給や学びの支援、地域福祉の充実が計画されており、議員たちの支持を得て可決された。この補正予算の総額は、歳入、歳出それぞれが約2億3800万円追加され、予算総額は約328億円に達する見通しである。
また、京田辺市の施政方針により明記された通り、地域社会や市民の経済的な負担を軽減する施策が注目されている。具体的には、生活保護世帯への給付金なども含まれている。
今後も、来る市民まつりに向けた準備も進められ、地域のつながりを深めるイベントとして期待が寄せられている。市では人と人とのつながりを重視し、発展する地域社会を形成していく姿勢が示された。議会では引き続き、これらの方針に対する議論が続く見込みである。