令和5年6月23日に開催された京田辺市議会定例会では、さまざまな重要項目が取り扱われた。特に、令和5年度田辺小学校北校舎棟の長寿命化改修工事請負契約に関する議案は、地域の教育環境向上に寄与する重要な内容となりそうである。議案の提出は、上村市長が行い、彼は契約の詳細として入札情報を明らかにした。落札業者は、かねわ工務店・野原工務店特定建設工事共同企業体の代表者であり、契約金額は消費税を含め4億9170万円に達する。
会議ではまた、一般質問において議員各自が地域の多様なニーズについて意見を述べ、特に高齢者福祉や子育て支援の強化を求める声が多く上がった。無所属の次田典子議員は、ウクライナ情勢に関する施政方針の重要性や、基本的な福祉対策を議論した。彼女は、ウクライナの状況が市民にも影響を及ぼしていると強調し、地域の安全保障についても触れた。
この他、日本維新の会の南部登志子議員は、選挙運営や投票率について質問を行い、特に無投票の市長選挙に対する市民の反応と投票行動に関する懸念を表明した。彼女は、選挙に参加する意義を強調し、高齢者を含めたすべての市民が選挙に参加しやすい環境づくりを訴えた。