令和6年3月4日、京田辺市議会では第1回定例会が開催された。議題には、京田辺市税条例の一部改正や、今年の失業者を支援するために、高齢者の参加促進事業の強化、さらには公共交通活性化の施策が含まれた。
特に大きな議題となったのは、京田辺市税条例の一部改正である。これは、先日発表された令和6年能登半島地震により被害を受けた市民に対して、雑損控除を適用する特例を設けることである。上村市長は、法改正によって市民の救済が図られることを期待すると強調した。
また、高齢者社会参加促進事業からの報告も行われ、年々の利用者が増加していることについて評価されている。この事業のさらなる周知徹底と金額の拡充が求められた。長田和也議員は具体的なサポートが必要な地域住民に対して、この事業がどれほど重要であるかを訴えた。この取り組みは、公共交通や高齢者の移動を円滑にする観点から重要視されている。
議題の一環として、重度障がい者に対する支援策も議論された。市長は障がい者支援の充実については、地域生活への移行を前提にした支援が強化されるべきであると答弁した。また、重度障がい者を支援するヘルパーの養成も急務として強調された。
さらに、質問では、近隣市との連携強化も提案された。長田議員は、公共交通を利用した産業振興の必要性について言及し、市が持つデータを活用することで、より効率的な施策を進めるべきと訴えた。市の資源を最大限活用し、地域の活性化を促す必要性が明らかにされている。
このように、京田辺市議会では、税制改正、高齢者支援、公共交通の活性化や障がい者支援施策に関する多くの重要議題が扱われ、市民生活の改善に向けたさまざまな施策に対する熱心な議論が展開された。