令和4年2月18日、京田辺市議会は、第1回定例会を開催した。上村崇市長が今年度の施政方針演説を行い、地域の課題に重点を置いた内容が示された。
市長は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中で、健康で安心な社会を実現するための施策を進めていくと強調した。
特に、ひきこもり支援施策に関しては、専門家の意見を踏まえた上での包括的支援体制の構築が求められている。今後、教育委員会と連携を図ることで、現場での情報共有を強化する狙いがあるとされ、当事者への支援が重要となる。
また、市は障がい者の就労支援にも力を入れるとし、受け入れる側の職員への研修も行う予定。障がい者が市の職員として働く際、その労働環境やケアが重要であり、理解を深めることが求められている。
成人式に関しては、感染症対策を行いつつ、社会のルールを遵守する必要があるため、受講者に対する啓発活動も行う意向が示された。
さらに、特定防衛施設周辺整備調整交付金については、普賢寺地区の要望に応じた工事が進められることとなる。住民の意見を聴取する対話の重要性も強調され、地域の要望に耳を傾ける姿勢が求められる。
最後に、市長は、「みんなが住み続けたいと思えるまち」を目指し、地域づくりを進める決意を示した。今後、市は市民協働を重要視し、地域の声を大切にした施策展開を図る方向性を示すことで、様々な市民のニーズに応えていく姿勢を強調した。