令和2年9月7日、京田辺市議会において、新型コロナウイルス感染症に関する質問が行われた。
岡本亮一議員（日本共産党）からは、市内の感染者数や対策について詳しい分析と今後の施策についての質問があり、新型コロナウイルスの影響により、特に若年層の感染者が増加していることが指摘された。
また、岡本議員は、無症状感染者の把握が感染拡大を防ぐための重要なポイントであると強調した。これに対する市長の回答では、府や国と連携して感染症対策を継続する意向が伝えられた。
さらに、一般質問では、医療機関や介護施設における定期的なPCR検査の実施も求められた。地域住民の健康を守るため、市独自の措置が必要ではないかという意見が寄せられた。
南部登志子議員（無会派）も新型コロナウイルスについての質問を行い、特に高齢者への影響や心身の健康を守る施策について言及した。市側は、今後、高齢者施策としてアンケートなどの実施を行う方針を伝えた。
次田典子議員（市民とともに歩む女性議員の会）は、コロナ禍における給食提供や教育状況について、子どもの権利の観点から質問した。教育長は、教育活動を通して子どもたちの権利を守るよう努めているとの見解を示した。
この他にも新幹線新駅の整備に関する議論が進み、特に周辺整備やアクセス道路の整備、地域住民生活への影響について詳細な検討が必要であるとの意見が相次いだ。
市長は、整備計画における財政的な負担や住民への影響を注視しながら、京田辺市の発展につながるよう努力すると述べた。
今後の課題としては、現行のコロナ対策における詳細な施策や教育面での充実、そして新幹線新駅設置に伴う住民生活への具体的な影響の見極めなどが挙げられる。これらの議論はますます重要になるものと考えられ、市民の関心も高まる中、京田辺市における政策検討が求められる。