令和6年6月7日、京田辺市議会では第2回定例会が開かれ、様々な議題が話し合われた。特に、市民の投票率向上に向けた施策や高齢者施策の重要性が強調された。公明党の河田美穂議員は、投票率向上に関する具体的な施策について質問。
河田美穂議員は、期日前投票所の拡充について提案した。現在市役所で行われている期日前投票の場所を増やし、北部住民センターや大型商業施設などにも拡充するべきであると述べた。また、投票所で支援が必要な方を助ける「投票支援カード」の導入も提案した。これに関連し、市が市民に対して易しい投票環境を整える必要があると強調。
次に、献血教育の充実についても触れた。小・中学校での啓発活動が必要であり、市民に対しても保健師や赤十字職員による出前講座の実施を求めた。同議員は、献血は命を守るボランティアであると意義を強調した。
また、「こども誰でも通園制度」についても質問。市民からの声が集まっており、制度導入に向けた障害や問題点について市の考えを求めた。市長は、保育ニーズが高まる中でこの制度の受け入れ枠確保が課題であると述べた。
高齢者施策に関しては、京田辺市家族介護慰労金の支給要件の緩和を求める意見が多く寄せられた。河田議員は、孤独感を軽減する施策が求められているとし、市民への周知方法の見直しも提案。さらに、深刻化する熱中症対策についても質問があり、クールシェアスポットや給水スポットの拡充の必要性が示された。
議論のなかで、河田美穂議員だけでなく、他の議員からも高齢者の安全や市民の健康を守る施策の拡充を求める声が相次いだ。特に熱中症対策は市民の命に直結する重要な問題として扱われ、より具体的な行動が求められた。