令和4年6月9日に行われた京田辺市議会定例会では、各議員がさまざまな質問を行った。特に、可燃ごみ広域処理施設の工事進捗や、新たに設置されるペット霊園に関する条例制定、そして教育環境整備について多くの議員が発言した。
初めに、自民一新会の久保典彦議員は、可燃ごみ広域処理施設敷地の粗造成工事について質問を行った。工事区域内で確認されたコンクリートが混じった土砂への対策や、今後の工事スケジュール、用地買収の事前調査について市の見解が示された。この工事が進行することにより、市民にとってのごみ処理施設の重要性が改めて確認された。
また、岡本亮一議員は、京田辺市ペット霊園設置に関する条例の制定を求めた。ペットの火葬や埋葬のための施設は、周辺住民とのトラブルを避けるための適切な規制が求められている。市は現在、パブリックコメントを募っており、その結果を踏まえて条例案が作成される予定だ。問題は、施設設置の際の公衆衛生や住民環境保全への配慮である。特に住宅地内にペット霊園が設置されることについては慎重に運営される必要があるといえる。
さらに、橋本善之議員が交通安全についての課題を取り上げた。特に府道八幡木津線では、学生の通学路が狭く、危険な状況が続いている。市はこの問題を解消するために、交通安全対策を強化し、運営協議会を開催しているが、依然として抜本的な対策は求められているとの意見が相次いだ。