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北陸新幹線延伸計画に反対の声、京田辺市議会で議論

京田辺市の定例会にて、北陸新幹線延伸計画に対する市民の反対意見が強調される。
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令和4年12月8日、京田辺市議会において第4回定例会が開かれた。出席議員は20名で、欠席はなかった。議事日程は、会議録署名議員の指名や諸般の報告、そして一般質問に関するもので構成された。特に一般質問においては、榎本昂輔議員が本市の人口増加に向けた戦略について重点的に取り上げた。

榎本議員は、京田辺市が年間で人口増加を続けている事例を挙げ、特に平成からの市制25周年での人口推移について触れた。市の将来人口に関する計画としては、令和13年、2031年に8万人に達すると見込まれているものの、高齢者の増加に伴う問題が顕在化することが懸念されている。実際に、現在の市内では高齢者の割合が増加傾向にあり、特に旧村や山間部では過疎が進んでいる実情がある。

このような背景の中で榎本議員は、新しい市民を引きつけるための施策や、定住を促すための具体的なプランが必要であると強調。また、子育て支援や居住環境の整備が重要であると述べた。一方で、現市政の危機感の乏しさに対しても問題視し、特に人口減少に対する対策を講じるべきであると訴えた。

この人口増加に対して、上村市長は、市の利便性や子育て支援の充実が将来的な人口減少を抑える施策と位置付けており、計画に沿った施策を着実に推進する姿勢を示した。また、持続的成長に向けた戦略の中で、行政と市民の対話を重要視していると強調した。

次に、異なる議員による質問では、天理山古墳群の保存事業に関連する進捗状況が問われ、たなフェスの実績についても市民からの関心が寄せられた。たなフェスは、参加者数を記録し、市民同士の交流を促進するイベントとして評価を受けているが、来年度に向けての課題やその効果についても十分に考慮することが求められた。

また、青木議員の質問では、北陸新幹線延伸計画に対する反対の声が強まっている実情が紹介され、環境アセスメントの重要性や市民の不安解消に向けた対応が求められた。市長は、事業主体との対話を重視し、丁寧な説明を通じて不安の払拭に努める姿勢を示す一方、市民の関心が高まっていることも認識している旨を伝えた。

議会開催日
議会名令和4年第4回京田辺市議会定例会
議事録
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