令和2年12月7日に京田辺市議会で開催された定例会では、さまざまな議題が取り上げられた。
中でも注目を集めたのは、中学校給食に関する質問であった。自民一新会の橋本善之議員は、京田辺市が進める中学校給食基本計画(案)について、165件のパブリックコメントが寄せられたことを指摘し、市の今後の方針を問うた。「市として、市民の意見に対しどのように対処しようとしているのか」との問いには、市長の上村 崇氏がパブリックコメントの内容を踏まえた上で、計画の追加・修正を行うことを明言した。
また、行政改革実行計画についても質疑が交わされ、市民と行政のパートナーシップ構築の重要性が強調された。これに対し市長は、「より良い都市づくりには、市民の協力が不可欠」と述べ、研究機関や大学との連携を進めていく考えを示した。
次に、学校通学路の整備に関する議論では、京都南風の会の上田毅議員が松井ケ丘小学校周辺の防犯カメラとLED防犯灯設置計画について質問した。市としては、今後の設置計画や対応策について、地域や学校との連携を図ることを約束した。
さらに、給食センター建設計画においては上田議員から、冠水地域での建設計画の防災対策について質され、教育長の藤本伸一氏が河川整備計画に基づいて十分な安全性を確保することを説明した。
子育て支援に関しては、公明党の向川弘議員が新生児への支援策としておむつや育児用品を提供すべきと訴えた。こちらに対し市の方針としては、現在の絵本プレゼント事業を継続しつつ、さらなる支援が果たせるか研究していく考えを示した。