令和4年12月6日、京田辺市議会の定例会が開かれ、議員が様々なテーマについて質問を行った。
議長の松村博司氏は開会に際して出席議員数を確認し、すぐに会議を開始した。今回の定例会では一般質問が中心に行われ、河田美穂氏、公明党、橋本善之氏、自民一新会、岡本亮一氏、日本共産党京田辺市議会議員団、向川弘氏、公明党、吉高裕佳子氏、市民とともに歩む女性議員の会がそれぞれの課題を挙げた。
河田美穂氏は高齢者が住み続けられるよう、補聴器購入費用の助成、自主的運転免許証返納を支援するタクシー券配布、認知症診断費用の助成などを提案した。「補聴器の購入費用の助成は必要だ」と指摘し、市長にその意見を求めた。また、若者定住施策についても取り上げ、独自の結婚支援施策や三世代同居住宅支援の必要性を訴えた。
次に橋本善之氏が市長の1期目を振り返り、実績と評価について問うた。特にコロナ禍における経営の成果、また今後のマネジメントの在り方に焦点を当て、職員が一丸となって目標に向かう姿勢を強調した。
岡本亮一氏も教育環境の整備と運動場の使用に関する状況、児童数の急増に伴う仮設校舎の建設について質問した。特に、三山木小学校での教室不足と体育館の整備の必要性を訴え、「生徒数増加を見込んで校舎の増設も必要」と述べた。
また、向川弘氏は、キャッシュレス決済ポイント還元事業に関する施策について詳しく質問し、地域経済の活性化や実施準備の進捗について情報を求めた。市長は事業の拡大について前向きな姿勢を示し、実施案についてしっかり周知していく方針を強調した。
吉高裕佳子氏は学校図書館の充実について質問。特に、各学校での図書ボランティアの役割や図書館の利用状況について詳しく尋ね、「地域の特色に合わせた読書活動の推進を」と提案した。
この日の討議を通じて、京田辺市議会の議員たちは、切実な市民の声を反映させながら、様々な政策課題に取り組む姿勢を示した。市長や教育委員会の対応も、今後の活動に影響を与える重要なポイントとのことである。