令和4年3月2日に京田辺市議会で開かれた定例会では、議案の訂正や一般質問が行われ、新型コロナウイルス感染症に関する問題が主要なテーマとして浮上した。特に、無会派の南部登志子議員は新型コロナによる市財政への影響について詳細な質問を行った。議員は、職員の感染問題や市民への影響を懸念し、統計的データの提供を求めた。また、市長の報酬削減も提案された。
議会では、新型コロナによる市民生活の影響についても議論され、生活保護申請数が増加していることが報告された。長田健康福祉部長は、介護現場での混乱について言及し、特に医療提供体制の厳しさが強調された。さらに、各事業所が困難な状況にあることも確認され、今後の対策に関する質疑応答が続いた。
続いて、教育委員会教育長の山岡弘高氏は、失語症患者に対する対応や支援施策の強化について一般質問に回答。その中で、失語症患者の実態把握の重要性を強調し、支援体制の充実を求める声が上がった。議員は言語聴覚士との連携や、市内のリハビリ施設での支援を求める意見を述べたという。
また、地域課題に関する一般質問も行われた。特に、近鉄新田辺駅周辺の活性化や、撮り鉄による近隣住民への迷惑行為についての懸念が示された。関連する課題に対応するための対策の強化が市議会によって求められた。
最後に、副市長は、市内の風景写真を用いた撮影行為の実態についての報告を行い、撮影におけるルールを周知徹底する重要性を訴えた。議会の結論として、必要な方への情報提供や啓発活動を推進する方針が示され、市民に対する説明責任も求められた。