令和2年12月8日、京田辺市議会の第4回定例会が議場で開かれた。
この会議では、出席議員20名全員が参加し、全体的な議事が進行した。
まず、議長の松村博司氏が開議を宣告。
その後、議事日程が報告され、会議録署名議員の指名が行われた。これに続いて、一般質問が数件続いた。
片岡勉議員は、主に空き家対策と水害対策について質問した。空き家対策に関しては、昨年策定した計画とその実績に対する評価を求めた。また、人口増加と高齢化に伴い空き家数の増加が予想されることから、具体的な対応策の強化を訴えた。水害対策では、近年の豪雨に対する防災・減災への取り組みを強く求められ、市としても地域連携を重視しているとの回答があった。
青木綱次郎議員は、下水道料金引き上げの問題を取り上げた。この件について、下水道料金が1.4倍引き上げられる理由やその影響に関する説明を求めた。市の担当者は、経営上の必要から料金改定を決定したと述べた。
長田和也議員は、高齢者支援や健康福祉施策について尋ねた。特に、高齢化の進展に対応するための基幹施策の充実が求められ、地域での支え合いの重要性について言及される場面があった。
吉高裕佳子議員は、特にコロナ禍での子どもへの暴力防止教育について掘り下げた。コロナ感染症の拡大がもたらすストレスが、子どもたちに与える影響について指摘し、教育現場での対応の強化を求めた。さらに、デートDV教育を中学生にも展開する必要性を訴えた。
最後に、増富理津子議員が、介護保険やサービス利用の現状について質問。介護保険料の引き上げや障害福祉サービスの連携について具体的な方向性を求めた。
総じて、この会議は主に地域の生活向上と安全・安心な社会作りに向けた議論がなされた。各議員が地域の問題を真摯に捉え、その解決に向けた取り組みを求めている姿勢が印象的であった。