令和3年第4回京田辺市議会定例会が、12月17日に開かれた。
この会議では、令和3年度の一般会計補正予算が議題とされ、特に子育て世帯への支援が取り上げられた。
上村市長は「新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯への臨時特別給付金についての案を提出し、児童1人につき10万円の支給を行う」と説明した。これはコロナ対策として子供たちを支援するための施策であり、全国的な方針に基づくものだ。
上村市長は、支給の実施に当たって「クーポン方式ではなく、現金での一括支給を検討している」と述べた。この決定により、特に早急な支援が求められる世帯に対し、迅速に資金を届けることが可能になる。
また、文教福祉常任委員会の委員長である岡本亮一議員は「この補正予算は住民税非課税世帯と子育て世帯への支援を目的としている」と報告した。
次田典子議員も意見を述べ「緊急性を考慮し、早急な現金給付が求められている」と賛成の立場から議論を展開した。彼女は、これまでの協議の背景を明らかにし、その他市の支援体制や非課税世帯への対応も強調した。
最終的に、議案第58号は原案の通り可決され、全議員から賛成を得た。これにより、約500万円の経費が削減される見込みであるとも伝えられた。
議会では、特に支給対象者の広報活動の重要性が指摘され、情報が必要な市民にしっかりと届くことが求められている。この子育て支援は市民の未来に大きな影響を与えるもので、議員たちは持続的な支援策の必要性を再確認した。
今後の議会は、来る12月23日に再開される予定である。