令和4年12月13日、宇城市議会の第4回定例会が開催され、複数の重要議案が審議された。この中で、補正予算に関する議案が多く上程された。特に、物価高騰、多様な支援に関する予算が注目を集めている。
本会議では、令和4年度宇城市一般会計補正予算第6号が議題に上り、総額358億9,312万円の予算が承認された。この予算には、保育所や農業者に対する支援が含まれる。
市長の守田憲史氏は、国の補正予算に応じて地方も迅速に対応する必要があり、そのための予算が必要だと強調した。
初めて対象となる農業者燃油燃料高騰対策支援事業に関しては、原油価格の高騰によって経営が打撃を受けている農業者に対し、販売額の1%を上限に支援が行われることが決定した。執行部によると、販売額が50万円以上の農業者を対象としている。
また、宇城市奨学金特別会計補正予算に関する審議も行われ、現行の返還方法を見直し、令和5年度からコンビニ収納の導入を目指すことが報告された。これについて、豊田紀代美議員は、支払方法が多様化することで、支援を受ける側にとって利便性が向上するとの期待を示した。
さらに、宇城市立保育所条例を廃止する議案については、地域のニーズに応じた保育の選択肢を増やすための重要な取り組みとして、高橋佳大議員から意義が示された。