令和2年第2回宇城市議会定例会が6月25日に開催され、複数の議案が可決された。
主な議題には、宇城市農村地域産業導入促進審議会条例の改正や宇城市立保育所条例の改正、そして宇城市公民館条例の改正が含まれている。
まず、議案第42号では、農村地域の産業導入に関する条例が一部改正され、地域振興策としての位置付けが強化されることとなる。
議案第43号では、高齢者医療に関する条例が改正され、市民の医療サービス向上を目指すとされている。
さらに、議案第45号では保育所の条例改正が行われ、これにより市内保育所の運営体制が見直されることとなる。議員の一部からは、民営化に対する懸念が示された。特に、高本敬義議員は、民営化によって保育の質が低下することを危惧し、さらなる議論が必要であると主張した。
議案第46号についても活発な議論が展開され、現在の公民館を中心とした地域交流施設が将来的には健康やコミュニティ形成にどのように寄与するかが焦点となった。五嶋映司議員からは、公民館機能の重要性を強調する意見が上がり、地域の教育や文化の振興において不可欠な存在であると述べた。また、髙本敬義議員も、公民館の廃止に反対し、地域の学習と交流の場としての役割を維持すべきであるとし、賛同を求める場面も見られた。
その後、議案第47号の三角センター条例の廃止に関する採決も行われ、賛成多数で可決された。