令和3年12月14日、宇城市議会定例会が開催され、重要な議案が承認された。
今回の会議では、令和3年度宇城市一般会計補正予算(第7号)など、計14件の議案が議題となった。
各常任委員会における審査の結果、予算案件や指定管理者の指定について可決が相次いだ。
まずは、総務文教常任委員会の豊田紀代美委員長が、一般会計補正予算に関する審査報告を行った。防災マップ修正業務委託料についての質疑では、委員から「いつ頃配布できるか」との質問が挙げられ、早ければ来年度当初には配布される見通しが報告された。また、アスベスト除去に関する工事費の増加が懸念され、執行部は法改正を受けて追加調査を実施した旨を説明した。
次に、建設経済常任委員会の福田良二委員長が、予算案件3件の審査結果を報告。しかし、質疑はなく、予算議案は全て可決されることとなった。
続いて民生常任委員会の山森悦嗣委員長が審査報告を行った。特に、社会保障・税番号制度対策費についての質疑では、マイナンバーカードの取得促進のための商品券支給が話題に上がり、今後の取り組みが期待されていることが示された。
このほか、沖縄戦の戦没者の遺骨を含む土砂に関する意見書が採択される運びとなり、地域の歴史的背景を踏まえた重要な決定であったことが注目される。
東京都での公共交通網整備に関する議論もあり、岡本泰章委員長から中間報告がされた。特に、補助金支出の増加が問題視され、過去のデータに基づく見直しが求められるとの意見が相次いだ。今後、路線の廃止や新たなスクールバスの導入についても引き続き話し合われる必要がある。
最終的に、令和3年度の予算関連議案はすべて賛成多数で可決され、議会は午後11時00分に閉会した。市民生活と密接に関連するこれらの議案は、今後の宇城市政において重要な役割を果たすことが期待される。