令和3年6月22日、宇城市議会の定例会が開催された。
この日は複数の予算案件が扱われ、議案第40号令和3年度一般会計補正予算(第1号)などが審議された。これに関し、総務文教常任委員会の豊田紀代美委員長は、「まちづくり応援補助金の周知方法について議論し、文教施設や飲食店での周知の強化を求めた」と報告した。委員からは、予算規模が縮小している現状への懸念も示され、「より使いやすい補助金にすべき」との意見が出た。
また、議案第52号の一般会計補正予算(第2号)では、新型コロナウイルス関連の経費が新たに計上され、特に生活困窮者自立支援金の支給に必要な経費2,100万円が含まれていることに注目が集まった。市長の守田憲史氏は、総務部長の天川竜治氏に詳細を説明させ、賛成多数で可決された。新型コロナの影響で生活困難な世帯に寄与する施策として、市民からは期待が寄せられている。
さらに、特別会計にかかる議案族も進められ、議案第41号の後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)や、他の特別会計補正予算も採決され、全て原案通りに可決された。議会では、これらの補正予算が市民サービス向上につながることが強調されており、次の施策の展開が待たれる。議会は二つの特別会計補正予算を含む複数の補正予算において、全議案を賛成で可決し、その進捗に期待を寄せる。
加えて、監査委員の選任や人権擁護委員候補者の推薦に関する議案も同時に採決され、特に人権擁護に関する議案は重要視され、議員たちの意見が交わされた。いずれも全て賛成多数で可決され、今後の運営において、運営の透明性向上が求められる。
本日の会議の最後には、発議された意見書が採決され、宇城氷川スマートインターチェンジアクセス道路の県道昇格に関する要望が採決されて賛同を得た。