令和4年第3回宇城市議会定例会が2022年8月30日に開会した。議長の溝見友一氏は会議を開会し、日程について説明した。会期は8月30日から9月22日までの24日間に決定された。
市長の守田憲史氏が行政報告を行い、プレミアム付商品券の換金時に誤送金が生じたことを説明した。誤送金の金額は合計2743万円であり、27日に報告を受け、28日に謝罪したと述べた。また、自身と副市長の給与を1ヶ月間10%減額する条例案を提案することになり、参加者から理解を求めた。
続けて、新型コロナウイルス感染症に関する状況報告がなされた。宇城市では毎週約800人の新規感染者が確認され、市職員の感染者も増加している。市は国や県と連携して対策を継続するとともに、感染拡大防止への取り組みを呼び掛けるとしている。
マイナンバーカードの交付率について、守田市長が報告。7月末には36.2%の交付率であり、全国平均より10ポイント低い状況が指摘された。市では9月を集中強化月間とし、商業施設での申請窓口設置を計画している。
また、市民病院の譲渡先に関する報告も行われた。黎明会との間で基本協定が締結され、令和5年4月1日からの診療開始に向けた取り組みが進められることになる。
今回の会議では、全31件の議案が提出される予定であり、議員からさまざまな質問が寄せられた。市政の重要なアジェンダとして、マイナンバーカード交付促進や予算執行の透明性確保に関する議論が期待されている。今後、議会は議案審議に入る予定で、様々な市民生活に直結する内容に対する意見が継続的に求められる。