令和3年第1回宇城市議会臨時会が5月14日に開会し、様々な重要議案が討議されました。特に新型コロナウイルス感染症対策や、議長・副議長の辞職に関連する案件の審議が注目されています。
まず、市長の守田憲史氏が、新型コロナウイルス感染症への対応について報告されました。市は独自の支援策として、飲食店やその他業種への特別支援金を含む大規模な措置を講じています。具体的には、829件の申請があり、総額約8,290万円が交付決定され、特に飲食店には上乗せ支援が行われています。
さらに、コロナ禍で影響を受けている経済の早期回復を目的とした施策、特にプレミアム率100%の宇城市プレミアム付商品券が好評を得ています。第1弾の使用率は99.8%に達し、第2弾も86%の使用率を記録し、多くの市民に支持されています。
次に、議長辞職と新たに選出された議長の紹介も行われました。辞職した石川洋一氏が、自身の任期を振り返り、コロナ禍の中での議会運営への理解と協力に感謝の意を表しました。また、新しく選出された議長には園田幸雄氏が任命され、「中立・公正」を旨とし、議会の円滑な進行を目指して全力を尽くすことを強調されました。
副議長の辞職に続いて、副議長選挙が行われ、福永貴充氏が新しい副議長に選出されました。福永副議長は、重要な課題に取り組む決意を示し、議会の透明性と公正を保つことを誓いました。
また、宇城広域連合議会議員及び上天草・宇城水道企業団議会議員の選挙が進行し、新たに福永貴充氏と園田幸雄氏が選出されました。これにより、緊急支出や災害復旧等に向けた役割も期待されているところです。
最後に、議案として専決処分の報告が行われ、宇城市税条例などの改正が承認されました。これにより、新型コロナウイルス感染症に関連する税務措置が強化されることとなります。
全体として、臨時会では新型コロナウイルス対応策と行政の透明性向上に向けた意見が交わされ、今後の市政運営に関する重要な方針が示されました。