令和元年12月3日、宇城市議会は第4回定例会を開催した。この会議では、主に条例改正と予算関連の議案が審議された。特に人事評価制度の導入に伴う宇城市職員の分限の手続及び効果に関する条例の改正が話題となった。本条例の改正により、職員の評価結果を基にした処遇が来年度から実施される。
市長の守田憲史氏は行政報告の中で、熊本県中学校駅伝競走大会への出場について言及し、小川中学校が男子三位及び全国中学校駅伝大会出場を果たしたことを報告した。また、観光拠点整備としての三角西港の進捗状況に触れ、駐車場整備が進められていることを伝えた。
さらに、光通信網整備事業の進捗状況についても報告した。これはNTT西日本による光ファイバーケーブル整備が一部地域で着手されており、令和2年3月末の完了を目指している。ただし、天候や地域復旧の状況によっては遅延の可能性があるとした。
また、議案の中で、宇城市長等の給与及び旅費に関する条例の改正が行われた。これは、国の政策に準じて給与支給月数の改正が盛り込まれている。また、宇城市一般職の職員の給与に関する条例改正も同時に進められた。
会期は12月3日から17日までの15日間に決定され、特に補正予算に関する議案は多く、令和元年度一般会計補正予算(第4号)は3億8,864万2千円を追加し、351億6,359万2千円となる。
議案第125号にあたる宇城市民病院事業会計補正予算では、収益的収入の補正が行われ、医業外収益の増額が報告された。また、全体の財源に関する議論も行われた。
一方、人権擁護委員の候補者推薦に関する議事も進行されたが、特に質疑は行われなかった。今後の議会の動向に注目が集まる。